これは、その昔最澄開いたと伝わる、もう一つのおごと温泉の由来にまつわる昔話です。
近江の地の歴史は古く、はるか古代にさかのぼります。
古事記に記されている「近淡海」「淡海」は、この地が琵琶湖を中心に栄え、
豊かな水の恵みに支えられてきたことを物語ります。
湖と山が生み出す多様な文化、中でも地域性を色濃くうつした昔話を
コンセプトにデザインされた館内で過ごすひととき。
その土地に暮らす人々の暮らしを垣間見るような、まるで故郷へ帰ってきたかのような
やすらぎを感じていただけます。
びわ湖を望む里山と
千年の時を刻む
おごとの湯で至極のひとときを
雄山荘は、里山に近い自然の中の旅館。
田舎に帰って来た気分が味わえ、ゆったりした気持ちで宿泊していただけるように心がけています。地元を知り尽くした従業員がおもてなしであたたかくお出迎えいたします。
日本一の湖、琵琶湖を抱え、周囲を山に囲まれた滋賀は自然とは切り離せません。滋賀の文化は琵琶湖から生まれたと言っても過言ではなく、水辺に人々が集まり、暮らし、文化が生まれました。
その一つでもある昔話は暮らしの中から生まれてきました。そうした文化が生まれた琵琶湖を一望できる里山にある雄山荘だからこそ、自然や歴史を感じでいただくことができます。館内には至る所で「里湯昔話」を楽しんでいただける仕掛けがあります。
「近江昔話らいぶらり」には、「里湯昔話」として雄山荘が独自にしている滋賀県の民話を中心に、地域を感じられるお話を書籍や映像として設置しています。
また、各お部屋にもその中からピックアップした本をご用意しています。
例えば、比叡山延暦寺にちなんだ話や余呉の天女の話、琵琶湖誕生の話など、滋賀県は水や山にちなんだ昔話が多くあります。
雄山荘でのご宿泊のひとときに「里湯昔話」を読んで、見て、聞いて感じて、地元滋賀を知っていただき、肩肘を張らない滋賀の歴史にふれてください。
館内至るところに
山野草のお花や書で
さりげないおもてなし
里山に囲まれた土地にある雄山荘では、訪れたお客様に田舎へ帰ってきたようにゆったりとした気持ちでお過ごしいただくことを心がけています。地元を知り尽くした従業員が心をこめて、あたたかくおもてなし致します。
また館内150カ所に置いた花々は、施設内のいたるところにある木々や花々、自家菜園で育つ野菜の花などを取り入れながら季節に合わせてしつらえています。また、里山を感じられるように高島市・朽木から山野草の鉢植えを取り寄せ設置しています。